2008年07月27日

カチカチ山(長編)

あんだけ、嫁に言うといたのに、
ルーキーズ録画しとけと。
それでも君は忘れてしまうのかい。
まあ、過ぎてしまったことはしょうがないし、
祭に勝るものでもないか。




あんた、いつからお利口さんになったの。

昨日、朝に行った歯医者での出来事。
こそっと家を出るつもりが、
ゲンさんに見つかってしまい、
あまりにも、連れて行けと、
泣き叫ぶので、
一緒に行く事に。

普段僕一人で行くとき、
ほとんで笑ってくれない歯科助士さんが、
昨日は、ゲンさんに対して微笑んでくれた。
子供の力は、絶大。
大人になると、かなり話術が巧みでもない限り、
そんな顔はしてくれない。

待合室にいるのを拒んだゲンさんが、
診察室の中に一緒に入り、
僕の診察中、
横においてくれはったパイプイスに、
おとなしく座っていた。
すごいやん。そんなことできるの。
人見知りするから、
人の言う事を聞いたんかな。
僕の言うことはほとんど聞かんのに。



その後、平和堂にチキンナゲットつめ放題にいってきました。
これは、サイコロステーキのようにうまい具合に入らない。
押し込んでも、
押し込んだ逆のところがはみでてくる。
仕方がないので、容器からはみ出しまくっているが、
その上にふたが、のればいいんちゃうと思い、そこで終了。
よく見ると、近くにシシャモの詰め放題が。
これにもチャレンジ。
隣でやっていた子どもがこれでもか、というぐらい詰めていたので、
それに負けじ、と詰める僕。
いやあ、詰め放題って、本当にいいモンですね。

そうかそうだったのか、つめ放題好きだから、
松明があんなにでかくなったのか。
木を詰めすぎたんだ。
シシャモのごとく。



祭の前に、会社でバーベキューをやるので、
ゲンさんを連れて行ってきました。
例のごとく、
最初は僕から離れようとしません。

しかし、他の同僚の子ども達が来ると、
事態は一変。

キャー、キャー叫びながら遊ぶいつものゲンさんに。
ドリンク類を入れていた
ビニールプールに群がる子ども達。
そうなると、もちろん水のかけあいに。
水が冷たいのに、やめる事を知らないね。
みんなビショビショになるまで遊んでた。
元気がいいねえ。

それと水にぬれたオカダ君の彼女、
子ども達と一緒に遊んでくれてアリガトウ。

そうそう若手の同僚三人は、彼女連れ。
みんな三者三様、好みが分かれるわな。
キレイ系、カジュアル系、お嬢さん系。
ん、なんか違うか。
みんなええコでうらやましいわ。

しかし、彼女のおらん若手は、
肉焼き役に徹したり、
飲んだくれたり。
さびしそうやわ。

それにしても、何故昼ごはんを食べていってしまったんだ。
少しでいいって言ったのに、
普通に嫁が出すから、
食べてしもたやないの。
せっかく普段、家でやらへん焼肉を
堪能したかったのに。
もしかして、それをさせへん為の、
嫁の策略に、はまってしまったのか。
そんな事をするなら、一緒に来れば良かったのに。
憶測が尽きない。



バーベキューも終わり、みんな新宮神社に到着。
すると、僕の松明の針金がほどけかけてるやん。
誰だ、適当に運んだやつは。
僕の芸術的つめ放題をこんなふうにしてしもて。
なんとか元に戻したが、
これが今年の失敗の原因だったのかも。それは後ほど。

自分の作った松明に、
やれんのか、燃えんのかと闘魂を注入しつつ、
出番を待っていたら、
今年は、グループの審査の対象やから、
何かをしようとなりました。
じゃあウチの松明グループの大将が、

ラブ、ラブ、ラブ、ドッキュン!

をみんなで叫ぶぞと、言い出しました。
そんな軽い感じので、ええのと思いつつ、それでいくことに。


いよいよ出番になり、
松明に灯油をかけて、
火を点火。
やっぱり、かなりの重さ。
で、役場の前で、掛け声を叫んだら、
みんなバラバラ。
もっと、ちゃんと練習せな。

じゃあ、ここらへんで、僕の松明に異変が、
ガラスに反射して見える炎が、
燃えすぎてるやん。
どおりで、背中が熱いわけ。
だから、炎を出来るだけで離そうとして、
松明を徐々に後ろにずらす。
ただし、てこの原理がはたらくから、
だんだん重くなってくるわけで、
ただでさえ重い松明が、
グイグイ肩に食い込んできた。
それのせいで、体力の消耗が著しく激しくなってきた。

誰だ、こんなに大きい松明を作ったのは。

僕に迫る炎で、
背中が焼けるような熱さになり、
僕の予想を大きく超える燃えっぷりをした松明は、
体力の限界に耐える僕をわかったかのように、
大戸川沿いに、
崩れ落ちた。

燃え尽きた。
1時間ぐらいの道のりのたった10分ぐらい。
早すぎる。
早漏か。このやろう。
自分にガッカリ。
いつもは最後まで燃えてるのに。

周りを見渡すと、松明が崩れてしまった同僚がチラホラ。
みんな、燃えすぎちゃったのね。

仕方がないので、
消防団の人にテンション高めで、

ご苦労さんですって言いまくった。

だって祭りは元気よくしなきゃ。
そうしなきゃ、これからどうすりゃいいの。


いつものように下山の途中に花火が上がり始めた。
今年最初に見た花火。
でも、どうして信楽の火祭は、水口の夏祭りと一緒の日なんやろ。
どっちかが、ずらせへんのかな。
そやないと、花火がかったっぽ見られへんわ。
一緒の甲賀市になったんやし。


竹だけとなってしまい、
火の消えた松明を
祭の会場の炎に投げつけて、
今年の祭はおしまい。
登った記念にもらえるメダルとストラップは、去年よりちょっと良さげ。

メダルはゲンさんも気に入ったようで、今遊んでる最中。
と思ってみてたら、
メダルについてる金具
すで壊されてるやん。
さすが破壊王 ゲンさん。
恐るべし。


祭の後はうちの部長のトコで打ち上げ。
そこで、部長が熱く語ってはった。


他の焼き物の産地は、
ピラミッド型の頂点がいる閉鎖的な社会。
頂点に上がるには、下から上がるしかない。

信楽はそれに比べると開放的で、
すぐに上がろうとすれば、上がれる社会。
でも、頂点がいないので、人間国宝が選ばれにくい。

8時から5時半までは生活のための仕事。
それからは自分の時間やから。
目標を持ってるんやったら、それを絶対に忘れず頑張れば、チャンスがある。
誘惑に負けんとやっていったら何とかなる。
それをやるかは、自分次第やけど、
この環境があるんやから、頑張ってやってみろ。



そうやなあ、僕も結婚を言い訳に、
目標を見失ってる気がする。
この機会に、もう一回自分を見つめなおそう。



Posted by ブラックソフトクリーム at 09:02│Comments(0)TrackBack(0)お祭大好き

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