2008年03月28日

さよなら、愛しき君へ

愛車との別れのときまで、あと一日。

もう乗れなくなるのが、ものすごく悲しいので、ここでその思いをつづる。



初めて君を見たのは、確か18歳のとき。

テレビのCMで。記憶が若干あいまいだけど、

ショートカットの金髪の女の人が、地下からせり上がってきた車に颯爽と乗り込む。

その一瞬で、僕は君に恋をした。

当時としては、珍しいオレンジ色の車。

猫のような顔つき。

流れるようなスタイル。

本当に一目ぼれだった。

絶対に君を手に入れる。そう決意した。


そして、22歳の夏、君を手に入れた。

できれば新しいのが欲しかったけど、発売3ヶ月で色が廃止になってた。

いい色なのに。右向け右的なこの世界では、受け入れられなかったのかあ。

でも君は目立つだから、僕の知り合いはすぐに君に気付いてくれる。

昨日、あそこで見ましたってよく言われた。

君と別れてからは、そう言われる事もなくなるんだろうなあ。


最初は君をあやつるのに、ものすごく手間取った。

高飛車な君はなかなか言う事を聞いてくれない。

今は、君との会話がうまくできてきたとこなのに。


君と知り合って、三ヶ月たったある日。

弟が勝手に君を連れ出して、

君の顔に大きな傷をつけたね。

僕は、弟を許したけど、君は弟を許したのだろうか。

僕も君に無茶をさせすぎて、

君の体に深い傷をつけてしまった。

本当にごめん、あの時は。


時に、オープンになる君。

満開の桜並木の下、

新緑の季節、

スカッとした青い空、

紅葉色づく頃、

満月の空の下、、、。

思い返せば、いくつもの思い出が。



でも君とは明日でお別れ。

さよなら、そしてありがとう。



僕の中で、君は消えない。

君はいつまでも僕の中いる。


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Posted by まえだのあっちゃん at 21:38│Comments(0)
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